女はいくつになっても「女」である。たとえ62歳になっても、、
わたしの母は、62歳です。
先月の母の日に、一緒に服を買いに行った時のことです。
母の日は、ふたりで外食をしました。お昼ごごはんにハンバーグを食べに行き、帰り道
に服を買ってあげようと、イオンに立ち寄ったのです。
わたしは母に「なんでも好きなものを選んでいいよ」といって、通路にあるイスに座って待っていました。
母は懸命に欲しい服を選んでいます。
20分くらい経ったころでしょうか。まだ選び終わらないのか様子を見に、母も元へいきました。
すると、2着の服(トップス)で迷っています。どちらにしようか、ずっと悩んでいたそうです。
まぁわたしからすればどちらも似たようなトップスです。
ですが、微妙な違いに、どちらがいいか真剣に考えている様子でした。
見かねたわたしは、目の前にあった黒地に花柄のトップスを母に見せて、
「この服、いいと思わない?コレにすれば?」
と言ったのです。
するとそのトップスを見た母が、こう言ったのです。
「そんなオバサンみたいな服、ヤだよ」
・・はいぃぃ?オバサンみたい??
って、お母さんはオバサンじゃん!!
62歳のオバサンじゃん!!
そのオバサンが、オバサンみたいでイヤって、、
なに言ってるのーーー??!!( ̄д ̄;
いや~この発言にはビックリしましたね。
母は決してセレブでもマダムでもありません。ツフーの田舎のおばちゃんです。
小柄な小太りで、ホント田舎にいけばいくらでもいるようなおばちゃんです。
芸能人にたとえてみたいのですが、残念ながらやはり芸能人は60歳過ぎてもキレイな人たちばかりで、似たような人が見つかりません。
強いていえば、あき竹城さんのような感じですかね(^^;
まぁそんな田舎丸出しのおばちゃん(母)でも、62歳になっても、女は「女」なのでしょうか。
母の言葉を聞いて、いくつになってもキレイに見られたい願望があるんだなと思いました。
わたしは60歳過ぎれば、きっと服装なんてそんなに気にしないと思っていましたが、母を見ていたらそんなことはないようです。
わたしも実際に60歳過ぎても、きっと服装に気を遣うのでしょうね。
未来のわたしが、そこにいたのかもしれません。
長い時間かけて、ようやく母の服が決まりました。
決定打は、「花が2個、ついてるから」だそうです。
ずっと見比べていた2枚のトップス、じつは胸元に、花が1個のものと、2個ついているかの違いです。(全体的なシルエットも若干違いますが)
花が1個か2個かで迷ってて、最終的に2個のものを選びました。
やっぱり母は、お得感がないと満足しないようです。
さすが田舎のおばちゃん!
そしてわたしの母だ!!
・・って、このお得感も、未来のわたしなのかな。
否定したいけど、間違いなくお得感がほしいおばちゃんになるだろう。
だってわたしは、母の娘ですから。