彼に婚活サイトを退会してと言えなくて、私は年上なんだからと我慢して、心が病んでいく。
偶然にも、彼が婚活サイトを退会していないのを知ってしまいました。
けれど、彼にはなにも言えませんでした。
何度も言おうと考えましたが、どうやって話を切り出せばいいのかわかりません。
軽い感じで
「偶然見えちゃったんだけどさー、まだ婚活サイト退会してなかったの?(^^)」
と言うか
悲しい顔で、
「偶然見えちゃったんだけどさ、、まだ婚活サイト退会してなかったんだね・・」
と言うか。
頭の中で必死にシミュレーションしたけど、なにが正解なのかわからず。。
不信感を抱えながらも、彼から離れることができず、黙ってそばにいることしかできませんでした。
ある日のことです。
彼の隣で寝ていて、夜中に目が覚めました。
ふと隣にいる彼を見たら、彼はスマホの画面を見ていました。
こんな夜中になにを見ているんだろう、と、スマホの画面を覗いてみたら、、
婚活サイトでした。
彼は私が起きたことに気づいて、とっさにスマホを隠しましたが、私の目にはすでに婚活サイトの画面が焼きついています。
どうしよう、いまなら言えるかな、、
今こそ言うべきかな、、
心臓がバクバクしました。
でも、
結局なにも言えませんでした。
彼が婚活サイトを退会していないことに対して、私はなにも言えませんでした。
言いたくても言えない。
言いたくない。
言うのが嫌だ。
なぜこんなにも言いたくないのか。
理由は明白でした。
彼に嫌われたくなかったから
こんなことでいちいち言う女なんて、心が狭いな。
年上なんだから、もっと寛大でいろよ。
これだからオバサンなんだよ。
私の勝手な想像ですが、もし彼が私のことをこんな風に思うんじゃないかと考えただけで、怖くて言えませんでした。
もう年の差なんて気にしてなかったのに、このときは以前に逆戻り。
また自分の年齢に卑屈になって、
私は年上だから、もっと余裕のある人でいなきゃ、年上なんだから広い心を持たなきゃ、、、
って、自分で自分に言い聞かせていました。
でもそんな精神状態でずっと平静でいられるわけはありません。
あんなに好きだった彼に対して、いつしか裏切られた気持ちが大きくなってきました。
私をだましてたんだ
結婚したいだなんて嘘だったんだ
年齢なんて気にしないなんて言いながら、本当は若い子がよかったんだ
心が破裂する寸前でした。